いわゆる,萌え本系の表紙に堅い内容の本.なので,電車の中で読むのが少し恥ずかしい.3日ほどで読了.
内容はとてもわかりやすい.メモリの構造からCPUの各ユニットの説明まで回路レベルで説明してくれる.電気回路にまったくうとく,オームの法則も微妙だった私でもかなりの部分を理解することができた.かなりおすすめ.
私はCPUを創るほどの根性もなく,半田付けもできないほど不器用だけれど,コンデンサってどういうもので,どういう働きをするのか,ダイオードとか抵抗って何のためにあるのか*1,そして,それらがどのように協調してCPUを構成するかがわかった.アセンブラまでは理解していたつもりだったが,そこからの仕組みがわからなかった.実際のところはなんとも意外と簡単なものである.もちろん現在のPentiumとかはもっと難しいんだろうけど.
筆者によるとCPUはたんなるデータの転送らしい.確かに.ということは脳も単なるデータの伝送なのかなぁ?
- 作者: 渡波郁
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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*1:正直,まだ不明な点はあるけれど