sightseeing in Okinawa

朝,研究室の同期を見送った後,首里城へ.ゆいレールは意外と人が乗っていた.首里駅に近づくにつれて高度を上げる.首里城は丘の上にあり,美しい朱色が印象的だ.日本の城というよりもむしろ中国的な文化の影響を多く感じる.城からは那覇市を見渡すことができて,とても景色がよかった.
城の中は琉球の歴史についての資料や,首里城における行事などが説明されており,正殿には王の金色にひかる玉座がおかれている.いかにも合戦のための施設という松本城の中にに入ったときに比べ,首里城はより荘厳で大きく,どちらかというと大仏殿など大寺院などを思い出した.
首里城を出て,駅に向かっていると沖縄県立博物館を見かけたので,入ることに.少し古い施設だったが,新館を造るため閉館するらしい.自然誌の展示は少なく,どちらかというと民俗学的な資料が多かったように思う.米軍の配給食を入れていた袋を帆として再利用した船などが展示されている.
再びゆいレールにのって,国際通りへ.ソーミンチャンプルーなどをたべて,おみやげを買いに.シーサーを買ったところで,泡盛シークヮーサーの果汁についていろいろおみやげ屋さんのおばさんと話をしていた.泡盛の古酒で10年物とあっても,しょせんは10年物の古酒をまぜましたよ.というレベルの話らしい.シークヮーサーも沖縄産のシークヮーサーをすべて使っている飲み物は本当に少ないらしい.シークヮーサーはとても酸っぱくて,まるでレモンのよう.レモンと同じ使い方をするらしい.泡盛にも合うとのこと.
のような話をしていると,いつのまにか飛行機の出発30分前に.急いで支度をし,タクシーで空港へ.タクシーのドライバーさんには沖縄の人と間違われる.確かにそう思うけど,初めていわれた.また,3月4日は三線(さんしん)の日らしく,ラジオでは延々と三線の演奏をしているらしい.三線が沖縄の人に浸透していることを知る.
15分前に空港に着き,なんとか間に合う.ドライバーさんには「またお越しください」といわれる.本当にまた来たい.
帰りの飛行機は窓から南の島々や桜島などの九州の地形がはっきり見て取れた.天橋立や白山などもきれいに見え,小松空港に着いた.