Rubyプログラミング + モデリングでより楽しくなろう - その1

UMLを使って,Rubyのシステム全体像をわかりやすく記述しましょう,という話と,MDAのモデルに記述する言語にRubyはどうか?という話.ただ,デザインパターンなどはRubyのような型付けの緩い言語ではもう少し考え直す必要がある,とのことと,Rubyで実装した場合はデザインパターンのメタパターンを考えられるということもおっしゃっていた.
ただ,私はRubyの機能である動的な側面が,UMLで表現できる範囲を超えてしまっているように思う.たとえば,method_missingや特異メソッドなどは,クラス図などの静的な側面を表す図で表現することが難しい.シーケンス図やコラボレーション図など動的な側面の図は適応できると思う.ただ,図で表現することは駄目だといいたいのではなくて,だからこそ静的な側面を図でわかりやすく表現できる記法を確立できないものだろうか.重要なことはこのわかりやすくという点であり,読みにくくなるようなものであれば,もはや図として意味をなさないし,MDAもやることそのものが無駄になるだろう.