Ruby anywhere 〜Ruby普及のためにアプリケーションができること

Rubyという言語を普及させるための話を,キラーアプリケーションであるtDiaryの実例をふまえながら話されていた.ここでもいかに「普通の人」が重要だということが強調されていて,機能の洗練さよりも,敷居の低さの方が重要だという.tDiaryプラグインを引き合いに出されていた.
この話を聞いていて,Javaのライブラリを思い出してしまった.Swingのあの洗練された構造はあきらかに「普通の人」を拒絶している.(.Netではない)VisualBasicのあのブラックボックスが多いがとりあえず作れてしまう構造は,多くをプログラムに割きたくない「普通の人」にとってはいいということ.それが,普及に大きな差をわけていることを考えた.
ただ,だからといって,こういう構造は大きく複雑なプログラムを作るには向かない.そういうVプログラムを「普通の人」が作ってしまうこの業界の現状も同時に思った.