運営管理のうち「生産管理」部分が終了．たった４回の授業でこの大きなボリュームを終わってしまうという講師の先生達の豪腕ぶりにはさすがとしかいいようがない．確かに，本質的なことは理解しなくても良い．受かるための勉強をすればよいのだから．
だが，はっきりいうが，診断士の先生達の「生産管理」のレベルはちょっと低いかもしれない．一応，専門として仕事している私から見ると，どうも理解していないのでは？と思える部分があるのが，かいま見える．
一方で，この箇所はＸＸ年の問題に出たから注意してくださいなど，試験に対するテクニックや，実際の診断を行ったときの話，最近の経済の動向についての話などはとても引き出しが多い．さらにいえば，トークのうまさ，笑いの取り方，など芸能人的なスキルの高さはさすが．
この，お客さんの心をつかんで，信用してもらい，色々な話を聞き出す話術というのは，診断士の使命といってよい．きっと，これが本当の実態の診断士さんなのだろう．どうせほとんど実地で使えない「経済的発注量」や「線形計画法」を使ったプロダクトミックスなどの説明があやしくても問題ないのだ．むしろ，大学でそういうことを学んできた私の方が珍しいのだと思う．
