週末しか，時間が取れていません．今日は白書を読み終えることができました．いろいろ知らないことが多く，興味深く読み終えることができました．企業が中国に進出するのは決してコストダウンのためだけでなく，中国に進出している日系企業や欧米の企業に対して営業をかけ，新しいビジネスチャンスを得るというのもあるらしいです．これにより，中小企業が下請けを脱出し，よりよい条件で仕事ができる大きなチャンスでもあります．白書にははっきり書いてありましたが，製造業はもはやアジア各国に対する進出を考えなくては生き残れないとのことです．そして，今景気を回復し，業績を改善しているのはそのような中国でもまれ，苦労をしている企業なのです．
外資でなく，中国自体の企業には債権の回収がスムーズでないなど，債務者が過剰に保護されているため，取引をするのはかなり難しいようです．日本は逆に民法上，債権者の力が強いのですが，その分，取引をスムーズにしたり，資金の貸与がやりやすいという利点もあるため，一長一短です．
その他，中国はまだまだ法整備ができていないなど，難しい点が多いのですが，大きな需要を抱えている国であり，NIESやASEANよりも注目される状態はしばらく続いていくことでしょう．
