RubyKaigi 2007

RubyKaigi(http://jp.rubyist.net/RubyKaigi2007/)に参加.各プレゼンターのプレゼン画面の隣に,IRCによるチャットの中継が映し出されていた.攻殻機動隊の電脳空間における討論番組のシーンを思い出したひとは私だけではないはず.
Rubyは知らない間に,この1年でずいぶん変わったような気がする.JRubyが生まれ,RoRで仕事をする人が急増。楽天ニフティ,Sunなどのメジャー企業の参入.さらにはあのMSまでがIron Rubyをだすという.仕事でRubyを使うことへの違和感(ネタ感)がまったくない。

JRubyはまだまだCRubyに比べ,速度としてはいまひとつ.またRuby自体もJava Nativeにくらべれば速度はもう一つ,でもこういう比較ってJavaC++でもかつて聞いたような話だ.立場がShiftしているのかもしれない.

最後のDave Thomasさんのプレゼンテーションは圧巻だった.最後はみんなでスタンディングオベーション.日本の一般的なカンファレンスでは前代未聞なことではないだろうか.Daveさんはいう「ツールは愛さなければならない.さもなければ,仕事はただ惰性のものになってしまう」.その通りだと思った.

いろいろ興味があるプロジェクトを見つけることができた*1.いまはまだ何もできないけれども,お仕事として何かを使い,そしてコミュニティに還元していきたい.

*1:とくに,AP4R, hpricot, Pragger, Rel Ruby