paranoia

投資を始めると経済についての関心が増える.毎朝,NYダウの平均と為替を確認する.昼休みにはネットでTOPIXをチェック,夜は日経CNBCでコメンテータのコメントを聞いたり,好きなブロガーの経済に関するコラムを読んだり.雑誌も,日経ビジネスや週間東洋経済,週間ダイヤモンドが気になってくる.

これは,競馬が好きな人が,馬券を買えば必死に競馬新聞を読むことや,パチスロが好きな人が,雑誌やネットで情報を収集するのと何ら代わりがない.
ただ,私の場合はインデックス投資をしているので,あまり一喜一憂しても仕方がない.ポートフォリオは確かに株式に寄っているし,ETFは指し値で買えるので,1円でも安いタイミングを見計らって買いたいのはもちろん.だけど,インデックス投資ではあまりそれは重要ではない.なぜなら長期的なリターンを目指しているので,短期的に赤がでても簡単に売っては意味がない.インデックス投資は個別株式の将来の値は読めないから分散投資をする.だから,目先の株価の変動などにこだわらず,ただ単純に毎月購入すればよい,というのがセオリーだ.
しかし,そんなことを言っても,理論がどうであっても,毎日の損益が黒になっていると,やっぱりうれしい.そして,ついついいろんな商品について調べたくなってくる.そして,そんなことで時間が潰れてしまう.QOLを低下させないために,つまり投資に書ける時間を減らして,本来やるべきことをやる,というのがインデックス投資のメリットなのに,それを享受できない.

今回,投資をして感じたことは,私はやっぱり何をやるにしても,いろんなことを調べて,わくわくするのが好きだということ.多少のリスクは目をつぶって,個別銘柄に少し手を出してみようと思う.(基本はあくまでもインデックスですが).そうすれば有価証券報告書を読んで,経営分析を行って・・・ということができる.そうすると,きっとおもしろいような気がするし,それは仕事にも少しは役立つかもしれない.
ただ,仕事の関係で来年の3月までは個別銘柄を購入できない.それまでには考え方も変わってしまうかもしれないけれど.