Fight!!

大学院の同期は来月から3年目の社会人になる。ということは、大学の同期はもう5年目。その前の大学の同期は、15年目になる。その前の大学の同期は年賀状くらいしか連絡をしていない。高校の同期は多くが結婚し、家庭を築いて、子供を養っている。仕事では、役職について、中間管理職として企業の主戦力となっている人もいる。
大学院の同期はまだ、そういう人は少ない。だが、彼らの多くは社会人になることの壁にあたっている。抱えきれないほどの仕事の量や、仕事でのミスで、仕事に対しての意欲や自信を喪失し、悩んでいる。でも、仕事をするということ、社会人でいるということは、そういう悩み(不安)はつきることがない。学生の頃とは違い、絶対的な「点数」とか「評価」さえあればいいというのではなくて、社会人では悩みの種類が各個人によって大きく種類が異なるから、自分しか悩んでいないように思えてしまうのかもしれない。「給料」「仕事の量」「仕事の内容や質」「昇進」「会社の行く末」「会社内での人間関係」それらすべてが関わってくる。だから、それらがすべて満たされ、それが定年まで保証されている人はほとんどいないはずだ。
私たちはそういう悩みとか不安にうまくつきあっていくしかない。深く考えても、解決できることとできないことがある。不平不満は言ってもいいけど、今できることはやっていこう。
そして、もう一つ。みんなが私たちの年になったら、今悩んでいたことを忘れないでほしい。だから、決してこういうことをいわないでほしい。

「異世代との付き合いが未熟。精神論を押し付けるとストレスで早期退職。なぜ、その仕事をやらなければならないか納得させる必要がありますよ」
「売り手市場の到来で、氷河期世代以前の昭和的考えに回帰している学生が多い。第2新卒市場ですぐに転職可能だから、発言力は非常に強く、労働条件や仕事内容にも一定の意思表示はする。従来の価値観からすればワガママとも言え、バブル入社組と似た匂いを感じる」

http://netallica.yahoo.co.jp/news/28833

この人たちはたぶん私たちの世代だろう。自分が若い頃、どんな社会人だったかをすっかり忘れ、若い彼らを蔑み、こき使っている。ワガママで何が悪いというのか。ワガママでなかったらなかったで、どうせ文句を並べるだけにすぎない。年を取るということは、悲しいかな、こういう若い頃の気持ちを忘れ、自分が偉いかのように勘違いすることなのだと思う。
若い社員の皆さん、がんばれ!いい仕事をすること、自分の人生を大切にすることをまず考えよう。会社のことはその次でいい。私たちの世代は文句を言うかもしれないけれど、そんなことは気にしなくていい。実は私たちもそうだったのだから。今はまるでそんなことはなかったのようかにふるまっているけれど。
若い君たちがやらなければいけないことは、自分の考えたこと、アイデア、思ったこと、そういうことを積極的に周りに発信していくことだ。それが徹底的に批判されようとも、まともな人の批判なら、それは君たちの糧となるはずだ。