「奥能登の白菊」白藤酒造

 震災後の倉を初めて見学した。非常に綺麗で作業動線などを考えた合理的な部屋の構成に変わっていた。とても家族でやっている感じではない、洗練された近代的な空間になっていた。震災の修復で思い切った投資をし、基礎からやり直し。倉も一つだけ残し、あとはすべて建て替えた。
 去年までは坂口杜氏がいたが、ことしからは若夫婦中心でやっているということ。坂口さんは、普段はいい人だが、仕事になると鬼のようになるという。
 これからは好きな人に売ればよいという待ちの姿勢から、質を落とさずもっと売る方向へ変えていきたいとのこと。
 純米吟醸は濃厚、しかし純米大吟醸は軽快というように、ラインアップの内容を微妙に変えているらしい。