「天平」布施酒造

 蔵は一時の昔の大メーカー向けの酒をやっていた頃の面影が少し残っている。しかし、今では規模はその百分の一。ほとんは遊休化し、一部は駐車場に。杜氏さんもいなくなり、家族だけでやっておられる。
 施設はほとんど古いものばかりだが、一部綺麗な板張りになっている部分が。ここは震災で土が崩れた土壁の部分だそうだ。倉の壁は断熱材等を使用し補修をしているとのこと。
 日本酒は本来古酒の方が高級だったらしい。
 震災時はお酒が揺れ、樽が倒れていないのにお酒が樽からあふれ出て大変だった。古酒専門としてはとても痛い。
 お酒はガラスよりも陶器に保管する方が、持つようだ。
 古酒は原酒のため度数が高い。きれいな琥珀色をしている。カップ酒も販売しているのだが、そこにきれいな琥珀色をした中身があるがあり、安酒のイメージがない。ちなみに200円
 七年古酒がおいしい。深く濃厚な味わい。値段も4合で2000円前後だったはず。安い。今回では一番人気だった。