地震

今年初めての日記になります。

まあ、いろいろありましたが、なんとかやっています。
名古屋の仕事もそろそろ終わりの方向に向かっています。そろそろ次のことを考えていかないと、とは思っているのですが、そんなときに、東京が不穏な感じになってきました。
地震の時は、知立の事務所にいました。わりと揺れたので、静岡あたりの地震かと思っていたのですが、なんと東北とのこと。驚きました。そして、津浪。岩手の三陸沖はツーリングでもいったことがあり、田老の巨大な防波堤も見たことがあります。3階の建物くらいの高さがあったはずなのに、それを超える津浪とは。
そして、原発事故に伴う東京の不穏な空気。放射能ということばに恐怖感しかない私たちにとって、パニックを起こさない方が難しいのかもしれません。私が不安なのは、情報があまり出てこないこと。それは、世の中でよく言われる政府や東電が情報を絞っているという感じよりも、そもそも当事者があまり情報をつかめていない感じがすることに不安を感じます。もちろん、初めての事故でもあるのだから、わからないことが多いのも理解できるし、間違ったことをいいたくないということなのかもしれません。ですが、仮に原因がわからなくても、いくつかの可能性・仮説を提示して、で、こういう対応を行いましたというような説明をしてほしい。そして、大日程・将来的な作業手順を示してほしい。現状がどうなっているかと言うことも確かに重要な話ですが。首相が「撤退するな!」とか言っても、何の意味もないでしょう。
ともかく、誰かを責めたい気持ちはわかるのですが、今は事態を正常化させることが第一。つぎに、将来的にほぼ確実に起きる危機への対応。例えば、明らかに夏は電力が不足するのだから、どういう対応をするのか、誰かが着手しなければなりません。
少なくとも私よりもずっと優秀な人が国を運営しているのだから、文句も言えません。私が当事者だったら、すぐにも逃げたいでしょうし。とりあえず、言うことは信じるので、がんばってくださいとしかいえません。

「がんばろう日本」というスローガンや日の丸をあちこちで見かけるなど、ナショナリズムが昂揚してきています。排外的なものではなく、連帯感を持たせるいい形のナショナリズムが見られればと思います。ただ、一方で、極端な自粛ムードをうむことにもなっているような懸念もあります。このあたりのムード・空気感がこれからどうなっていくのか、興味があるところです。