酒蔵巡り

115号で会津へ。この道はかなり強引に福島市会津を結んでいる。とても高いところを通っているため、景色がよく、また道もひろい。459号から磐梯山ゴールドラインへ。週末なのに人が少ない。ゴールドラインは雲におおわれて、何も見えなかった。ただ、会津に降りていくと晴れてきた。
ゴールドラインの途中で、榮川酒造に立ち寄る。いまはこちらの山のほうで醸造を行なっているとのこと。工場のような立派な作りで、榮川酒造が会津でも非常に有力な蔵であることを知る。数種試飲したあと、ワンカップを数本購入。全体的には味がしっかりしている会津らしいつくり。ワンカップをこの日の夜に飲んだが、ワンカップらしからぬ、濃い味だった。
次に、会津若松市内の末廣という蔵に行く。ここも市内の蔵はメインの蔵ではなく、郊外に蔵を作って、そちら側をメインにしている。市内の蔵は微量の特殊なお酒を作っているだけで、いまは博物館として、公開をしている。説明員の方がひと通り説明をしてくれる。蔵だけでなく、蔵人の人たちが集まり、社長からの話を聞くような広間なども見ることができる。とても広くて座るだけで偉くなった気がする。昔のお殿様の書も飾られていて、酒を醸すことができる言えというのは相当な名家であるということがわかる。
個人で小さな桶を購入し、自分でお酒を作ることができるということもやっているらしい。また、いわゆる山廃でない生もとづくり、すなわち、山卸の工程をヘタお酒も作っている。試飲をしてみたが味が極めて濃く、いわゆるはやりの端麗辛口とは真逆の味である。山廃系の酸味の強い味よりもさらに濃い味のように思えた。また、オーク樽熟成酒もあり、試飲したところ、とても面白い味だったので、買ってみた。
お昼は、ソースかつ丼やさんへ。なんでも会津では有名らしい。しかし、大きすぎて、きつかった。このため、食べたあと、帰ることに。