ウユニ塩湖

引き続き天気がよい。早朝、ホテルの2階から写真を写す。やはり標高が高いせいか、朝のうちは頭痛がする。

まず、現地人の遺跡へ向かう。いったい、どうやって水を手に入れていたのだろう。むかしむかしは水があったのかもしれない。今は雨季なので多少は水があるが。乾季だと干上がってしまうというのに。

次に塩を作っている工場へ行く。とはいえ、工場といっても、普通の農家の人が兼業で作っているという感じの工場で、規模が非常に小さい。この日も観光客のために操業をあまりしていないような感じだった。塩を作るのはとても簡単で、表層部の塩は使用せず、数メートル部分の塩を掘り出し、乾燥させた後、もう一度、徹底的に乾燥させ、破砕した後、ヨードを加えて、パッキングする。ヨードを加えないと病気になってしまうらしい。もともとウユニ塩湖は海が干上がったものなのだが、ヨードは消えてしまっているため、しかたなく、チリからヨードを輸入しているという。
原料の写真

顧客ノートには、やはり日本人が目立つ。あとはチリ人が多いか。

移動中にビクーニャがいた。この動物の毛は地上のどの動物よりも細く、この毛で作ったマフラーは20万以上する。

ウユニ塩湖に移動する。塩湖はあまりに真っ平らで、真っ白なため、雪原を走っているように感じる。ただこの日は、雨季にもかかわらず水が少ないようで、鏡面反射がおきにくい条件のようだった。また、夕方に雲が出てきて、風が吹いてきたので条件が悪化してしまう。とはいえ、それでもそれなりに写ってくれた。
海ではなくて、湖。砂浜ではなく、塩。


塩を採取している。現在はリチウムを生産する実験が行われている。

塩水が湧く地帯。

さらにすすむと塩が五角形の形をしている。五角形の中はやや灰色で、線は白い塩になっている。

塩湖の中にあるホテル。プライヤブランカホテルという。各国の旗があったが、日本の旗は強風のせいでちぎれていた。強風の中でも旗を持って撮影したい気持ちはわかるけど。

どこまでもつづく。

塩湖上で昼食。

水が浮いてきた。

塩の結晶が見える。

水が溜まってきた。しかし、中央部にはあまり水がない。


少し移動すると水が増えてきた。


雲が出てきた。かえって、面白い写真が取れた、

ホテルに帰るとどしゃ降りの雨。星は見えず、残念なことになった。でも、明日はさらに見やすくなる。