ウシュアイアの観光の日。長かった旅行もこの日が実質的な最終日となる。ウシュアイアは南極大陸まであと1000Kmしかなく、南極大陸を除くと最も南にあるといえる。ホテルを出発し、ウシュアイアの港へ。港には南極へ向かうクルーズ船が停泊していた。
前日の夜に雨が振って、山ではそれが雪になったよう。でも、朝になると快晴。どこまでも今回の旅行は天気に恵まれている。
ウシュアイアの市庁舎。
ビーグル水道のクルーズ船に乗船する。ビーグル水道はウシュアイアに南面する海峡で、マゼラン海峡より南にある。船は島を回る。
街にはアルゼンチン国旗があふれていて、ほとんどが半旗になっている。チャベス大統領がなくなったことに対するもの。南米ではチャベス大統領の存在が大きいのだろう。
いざ、出港
船内。色々売っている。
島にはアシカの一種であるオタリアとペンギンそっくりのコウテイウミウがたくさんいる。途中のブリッチ島に上陸し、マゼランガンのファミリーを撮影。レス・エクレルール島の灯台を周り、クルーズは終了。
オタリアのオス。300キロ近くになるという。
コウテイウミウの群れ。
ブリッチ島に上陸
マゼランガンのファミリー。現地ではカウケンとよんでいる。
イワウミウの群れ
コウテイウミウ(Imperial Shag)の群れ。ペンギンのよう。
オタリアのメス。
レス・エクレルール島の灯台
お昼からはティエラ・デル・フエゴ国立公園へ。世界の果て駅から観光鉄道である南フエゴ鉄道に乗車した。途中のマカレナ駅で散策した後、国立公園駅へ。しかし、眠かったのか、後半は殆ど寝てしまった。
お昼ごはんの羊とソーセージなどの肉肉肉。年配の人にこれは厳しいだろう。
アルゼンチンの地図の看板だが、マルビナス諸島(フォークランド諸島)はともかく、南極は欲張りすぎ。
列車内。
マカレナ駅で停車する列車
受刑者たちがこの極地に送られ、開発をさせられた。その時に伐採した木の跡。というか、そんな時代の伐採が残っている。厳しい自然の中では、木の成長が遅い。草は生命力が強く、回復は早いようだが。
バスで移動し、ビーバーのダムへ。ビーバーは外来生物で、天敵がおらず、数をものすごく増やしてしまったという。しかし、ビーバーは夜行性なので、ダムは見られたが、ビーバーそのものを見ることはできなかった。
ラパタイア湾とロカ湖をみて、ホテルへ戻る。夕食はウシュアイア市内のTIA ELVIRAというレストランへ。タラバガニだ。
マゼランガンがいた。人間が襲わないことはわかっているようだ。近づいても逃げない。
タラバガニ