2024/08/13 漫才

森ノ宮漫才劇場

漫才のライブは初めてかもしれない。とても短いが、こんなものだっけ。もう少し長く見てみたい。全体的に水準以上で、まったくだめな人はなかった。とてもスキマをついた(それなりの前提の共有意識が必要な)笑いから、比較的古典的なわかりやすいものまでいろいろありいい。子どもたちの反応やとなりのお母さんの反応を見ながら見るのもおもしろい。はけるときの真顔が面白い
ちなみに最後あたりの人を除いて、知らない芸人さんばかり。

  • ラビットラ。先輩や後輩への挨拶ネタ。わかりやすく、古典的で間口が広い気がする
  • 豪快キャプテン。滑舌悪いことにひたすらキレるネタ。サゲがきれいでまとまっていた。MONGOL800の歌がわかる世代かどうかがポイント
  • セルライトスパ。不倫現場のカメラマンとのやり取りのコント?わかりやすく、笑いやすい。
  • からし蓮根。スカイダイビングのシュールなやり取り。シュールだがシュールすぎない絶妙さ。ボケの人があまり声を張っていないのに聞こえていい味(不気味感)
  • ヨネダ2000 とても新しい感覚を(私は)感じた。笑えない人も多いかもしれない(やや早口?)が、若さをすごく感じる。

芸人さんはこの日は何度も何度も公演をやる。ネタは被らないのだろうか。ファンはこの日の公演を全部見るのだろうか。

新世界ZAZA MEKKEMON

ほとんどの漫才がすごくシュールで難しいことをやっているように思える。笑いにくい。意図はわかることも多いが、素直に笑えない。確かに、そういう面白さなので、笑いの反応がなくてもいいのかもしれないが、なんか逃げているような。声は張っているし、聞きやすいんだけど。
一方、コントの方がわかりやすくシンプルな笑いが多くて、入りやすい。フリップ芸的なやつから、日常のよくある話を面白く話していくなど。

鶴橋

鶴橋へ久しぶりに。大田(テジョン)というお店へ。近鉄の東出口の近くだった。サムギョプサルとホルモン炒め、ビール、マッコリを飲む。マッコリはやかんで出てくる。お店の方に聞くと、農作業の合間に飲むようなものだったからとのこと。優しい甘さで美味しいが、回る。
サムギョプサルはどんなところで食べても美味しい。お店の人が作ってくれるからなおのこと。

2024/08/12 西大寺、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館、橿原神宮

西大寺

よく通っているのに一度も行ったことがない西大寺へ。3箇所のお堂を巡ることができる。観光客が少なくゆっくり見学ができていい。雰囲気が良く、もっとゆっくりしていけばよかったか。

奈良県橿原考古学研究所附属博物館

信号のない横断歩道をわたっていると、警笛を鳴らしながら、車が通っていった。乗っていたのは若い兄ちゃんではなく、軽自動車に乗ったおばさん。笑うしかないわ。
この日もたまらなく暑い。

  • 二上山が石器生産に重要だったらしい
  • 隆起線文土器というのが最初期の土器とのこと
  • 石器ナイフの生産方式に名前がついていて瀬戸内方式とか。ほかもあるのかな。
  • メインは古墳展示。藤ノ木古墳の復元品が素晴らしい。私のような素人にとって復元品のほうがわかりやすく凄さが認識できていい。メスリ山古墳の武器庫のような発掘物など、知識があると面白いが、ないとしんどいかもしれない
  • 大型円筒埴輪が本当に大型。トーハクにもあったかな。
  • 石見遺跡(三宅町)からでてきたという「椅子に座る男」男かどうかは髪型でわかるらしい。
  • 映像ブースでいろんなものをみるが、意外とyoutubeでもみられるようだ。月ヶ瀬?だったかの十九夜講と奈良市南部の八島町の六斎念仏の動画を見る。念仏は音楽演奏のよう。十九夜講は女性のみ、六斎念仏は男性のみの行事で、昔の人の楽しみの一つだったようだ。

酒屋みよぎく

酒店直営店。純米大吟醸の薄にごり生と、貴醸酒strongのロックとストレート、にごり酒、きゅうりの奈良漬け、ジビエ2種盛り。貴醸酒は甘すぎず、すっきり。数年の熟成なのに、透明。にごりはやや辛め。比較的空いていてよき。

西大寺エキナカ

西大寺エキナカで1杯だけIPAを飲む。700円でQRコードによるサーブ。このときはそれほど混んでいなくてよかった。あじもよい。

2024/08/11 今城塚古代歴史館、国立民族学博物館

今城塚古墳

京都駅経由で高槻でおり、今城塚古墳へ。お隣の駅まで行けばよかったのだが、google mapで指示されたとおりに行ってしまった。バスは途中までしかいかず、歩き時間が多い。古墳は整備された公園になり、なんと登ることができる。宮内庁に比定されていないおかげで、古墳に近づけるだけでなく、登ることができる。古墳の上は言われなければ、普通の里山と何ら変わりない。くびれ部の祭祀場にあった埴輪を移したあとに、記念館に。ボランティアの方とかなりマニアックな話ができて楽しかった。

  • 古墳が大きく崩れたのは、戦国時代のお城への転用によるものではなく、桃山時代末期の地震の影響らしい。
  • 太田茶臼山古墳が継体と比定されているが、年代が合わない。やはり今城塚古墳が継体というのが有力。ただ、埴輪の製造所も同じで、近くに作るということは、太田茶臼山古墳の埋葬者と何らかのつながりがあるはず。よって、継体が全く皇統と違う簒奪者というのは考えにくいのではないか。
  • 江戸時代は堀などが田んぼに転用され、盗掘も受けた影響でかなり荒れていた。高槻市がこれを買い上げ、公園化し、90年代から本格的な調査が行われた。
  • 同じ高槻市にある阿武山古墳についても紹介がある。なんと藤原鎌足の埋葬かもしれないらしい。とくに、埋蔵品(帽子や枕)、棺(石棺ではなく、漆と絹でできているらしい)から、相当高貴な人らしいが、埋め戻したのこと。たまたま京大の地震観測書で見つかったとのこと。高槻が藤原氏と関係が深いことも背景にあるらしい。

国立民族学博物館

ロゼッタストーンに関する講演があったので、それに間に合うように行く。3回目かな。その後は、日本の展示を中心に見る。

日本の展示はお祭を中心に見ていく。とくに長浜市の曳山祭りでおこなわれている子供狂言に興味を持った。あとで映像も確認し、曳山祭りの博物館もあるらしい。これはいかないと。まだまだ見ておきたい映像資料がある。

  • ねぷたまつりは表に武者、裏に美人を描くらしい。裏のことを見返しという。
  • 津和野の鷺舞祭りの鷺はアンデスの祭りとの類似性を感じた
  • 鹿児島のやごろどんまつりも気になる。

帰りは、らーめん家あかぎへ。家系ではなく、鳥ぱいたんの泡系。スープがいい。

2024/08/11 今城塚古代歴史館、国立民族学博物館

今城塚古墳

京都駅経由で高槻でおり、今城塚古墳へ。お隣の駅まで行けばよかったのだが、google mapで指示されたとおりに行ってしまった。バスは途中までしかいかず、歩き時間が多い。古墳は整備された公園になり、なんと登ることができる。宮内庁に比定されていないおかげで、古墳に近づけるだけでなく、登ることができる。古墳の上は言われなければ、普通の里山と何ら変わりない。くびれ部の祭祀場にあった埴輪を移したあとに、記念館に。ボランティアの方とかなりマニアックな話ができて楽しかった。

  • 古墳が大きく崩れたのは、戦国時代のお城への転用によるものではなく、桃山時代末期の地震の影響らしい。
  • 太田茶臼山古墳が継体と比定されているが、年代が合わない。やはり今城塚古墳が継体というのが有力。ただ、埴輪の製造所も同じで、近くに作るということは、太田茶臼山古墳の埋葬者と何らかのつながりがあるはず。よって、継体が全く皇統と違う簒奪者というのは考えにくいのではないか。
  • 江戸時代は堀などが田んぼに転用され、盗掘も受けた影響でかなり荒れていた。高槻市がこれを買い上げ、公園化し、90年代から本格的な調査が行われた。
  • 同じ高槻市にある阿武山古墳についても紹介がある。なんと藤原鎌足の埋葬かもしれないらしい。とくに、埋蔵品(帽子や枕)、棺(石棺ではなく、漆と絹でできているらしい)から、相当高貴な人らしいが、埋め戻したのこと。たまたま京大の地震観測書で見つかったとのこと。高槻が藤原氏と関係が深いことも背景にあるらしい。

国立民族学博物館

ロゼッタストーンに関する講演があったので、それに間に合うように行く。3回目かな。その後は、日本の展示を中心に見る。

日本の展示はお祭を中心に見ていく。とくに長浜市の曳山祭りでおこなわれている子供狂言に興味を持った。あとで映像も確認し、曳山祭りの博物館もあるらしい。これはいかないと。まだまだ見ておきたい映像資料がある。

  • ねぷたまつりは表に武者、裏に美人を描くらしい。裏のことを見返しという。
  • 津和野の鷺舞祭りの鷺はアンデスの祭りとの類似性を感じた
  • 鹿児島のやごろどんまつりも気になる。

帰りは、らーめん家あかぎへ。家系ではなく、鳥ぱいたんの泡系。スープがいい。

2024/08/10 京都大学博物館、京都文化博物館

墓参り

8/9にお寺さんもいらっしゃった関係で、墓参りをこの日に。まあまあ暑かったが、頑張って草引き。来月も来るので、またきれいにしよう。玉砂利を少し補給したほうが良いかなあとも。
縣神社に参拝したあと、通圓さんでほうじ茶ソフトを頼んだあと、京阪電車出町柳へ。

京都大学総合博物館

出町柳から歩いて百萬遍知恩寺によったあと、京都大学総合博物館へ。全体的には自然史が多い印象。写真が取れるので、あとから振り返るときに便利。

  • 石の展示。鉱物と石の違いとは、石は鉱物の成分からなっているものであって、特定の成分を示すのが鉱物らしい。とくに、霰石はなかでも石とは思えないなにか生物のような、人工物のようなもののように見えた。
  • 二枚貝、とくに牡蠣の生態について。牡蠣は岩場にいるとばかり思っていたが、砂地でも住むことができるらしい。しらなかった。
  • サルについて、サルの種類によってはオスが中心であったり、メスが中心であったりするらしい。また、同じ種でもグループが異なると文化が異なるなど、人間に近い要素を持っているということも初めて知った。
  • 特別展の隕石の展示。隕石は特徴があり見分けがつくという。隕石を選ぶコーナーがあったが、まったくわからんかった。クレーターには隕石がないことが多いらしい。蒸発するとのこと。
  • 文化展示は少なめ。石棺や、日本のキリスト教のお墓などが展示されており、埴輪などの展示もあった。宇治市の庵寺山古墳から出てきた蓋形埴輪が立派。
  • 江戸時代の京都の地図が展示されていた。御土居が京都だったということがよく分かる。ルーペを持ってくるべきだった。

京都文化博物館

特別展に行く時間がなかったので、軽く常設展を見る。映像展示が中心。特別展の足利将軍、京都に住まうを見る。室町殿(花の御所)は有名だが、それ以外にもいろいろ引っ越しをしていたようだ。直義が主に政務を見ていた三条坊門殿も主な住居の一つであったらしく、文化博物館がある場所の北東にあったらしい。地図もたくさんあったが、ルーペがなく細かいところはわからなかった。
お目当てはシアターの加藤隼戦闘隊。始めてみたが、とても特撮とは思えず、あとから調べるとやはり実機を使った撮影であることがわかった。爆撃のシーンは円谷プロによるものとのことだが、迫力があり、チープ感はなかった。戦前の作品であり、戦意を下げるようなことは描かれていないのが、かえって新鮮だった。

2024/06/19 診断士更新研修

お昼から診断士更新研修。両国へ。午後いっぱいを使う。初めは中小企業に対する背策について。いろいろな補助事業がある。こういうのを紹介するのが診断士なのだろうが、どちらかといえば、自分の会社に適用できないか検討する必要を感じた。個別原価計算が価格交渉に必要らしい。確かにそうかもしれないが、小規模企業でどうやって個別原価計算を行っているのか興味がある。
そのあとはイノベーションに関する講演。とても長いが面白く聞くことができた。初めはiotで大田区の製造業を支援するといったものだったが、そんなものは意味があると思えないというのは同感。いきなり技術から入ってどうするんだと思うことが多い。
より確かなニーズを探っていくと、費用を削減するIT技術の導入よりも、売上の減少が課題となっていることがわかった。おそらく多くの小規模企業に必要なことだろう。費用の削減が必要なのは売り上げを順調に拡大している企業であって、仕事に忙殺されているような会社だが、そのような会社は小規模企業にとどまっていることも少ない。そこで、事業を拡大させる戦略としてソリューションを提供できるコンサルタント事業を立ち上げようとされていた。確かにニーズもありそうであり、強みを発揮できる可能性はある。しかし、一方でとても難しい話だとも感じた。機械加工という職人技の世界から、いわゆるソリューションの事業というのは全く違う性質の仕事であって、それを提案し、実現することの難しさはあったのではないかと思う。それがイノベーションというべきものだとするならば、

  1. 新しいことに挑戦する動機づけをどこまで維持できるか
  2. 外部資源(大田区の機械加工業以外の企業)といかにつながりを作り、適切に協業できるか
  3. 現在の強みから新たな強みをいかに拡大し、創出できるか

という課題をいかに解決できるかという点がポイントであるように思った。
私の仕事は、売り上げ拡大よりも費用抑制側の仕事であり、新たな事業拡大を提案する仕事ではなく、現状の業務の把握に時間を費やす仕事を行っている。そういう意味では私の仕事との距離をずいぶん感じるとともに、自分自身の会社でイノベーションを起こすとしたら何がいいだろうということを考えながら、講演を聞いていた。

Frontiers

NHKの新番組であるFrontiersの録画を続けて2つ見た。

www.nhk.jp

まず、日本人はどこから来たのか。いわゆる縄文と弥生の2段階説というのが定説だったが、最近の研究で、むしろ古墳時代にやってきた東アジアの広範囲にわたる人々の遺伝情報がかなり重要になってきたらしい。

現代日本人(東京)の縄文のDNAの割合は1割程度に過ぎないが、弥生も同じくらいに過ぎないという。とすると、それ以外の遺伝は何か?それは実は東アジアに広範囲に分布していている遺伝情報が様々見られる(番組では、「謎の集団」と呼んでいた)という。つまり、古墳時代は様々な民族や言葉が行き交うカオスな状態だったのではないかという新しい仮説が紹介されていた。

古墳時代の初期は卑弥呼の時代でもあり、中国は後漢末期で人々は戦乱に苦しんでいた。このような混乱した事態から逃れるために、中国などから人が大量に移住してきたのかもしれない。万葉仮名を使った言葉による記録が少しずつ現れ始めてくる。この時期にはすでに天皇(大王)はいたことになっているので、その統治下で移民が増えるとなると、政治はたいへんなことになっていたことだろう。

縄文人に近いと言われているタイの原住民の人たちの顔は、眉の上が盛り上がっている。一方、日本でも最も縄文の遺伝が濃いアイヌ人ともあまり似ていない気がする。当時の縄文人は全身が入れ墨だらけだったらしいが、あまりそういう感じもしない。入れ墨は色が黒かった祖先への敬意だったのだろうか。ただ、顔を真っ白に塗っていた女性がいたのは、日本の文化にも似ている気がした。

www.nhk.jp

AIの最前線の話。「推測することが知能である」という指摘があった。ChatGPTは文章や文字の続きを膨大なデータベースから確率で求めているという。つまりそれは人の気持ちを推し量ることに近い行為なのではないか、という仮説である。面白い指摘のような気もするが、ただなにかわからないもやったした部分が残る。

人間の脳は電球一個くらいで膨大な計算ができるため、効率がすごいという。そこから、実際の脳細胞を使ったコンピューターができないか研究しているという。すごそうだが、できていることがまだまだすぎて、有望なのかどうかはわからなかった。