6年前から

大学院を卒業したのが2006年の3月だから、もうすぐ東京に来て6年目になる。
この借りた部屋もこのままだと2回目の更新となる。引っ越すかどうかはまだ決めていない。

2006年当時の日記を読んだ。あのときのことを少し思い出す。
当時は不安なことばかりだった。
はじめから考えていたこととはいえ、独立して、どうしていくのが見えていなかった。
今よりもずっと暇だったけど、少しつらかった。

それから、いろんなことがあった。仕事に関して言えば、それなりの評価をいただけるようになった。実績も少しは積み重ねられた。でも、わかったことは、自分一人の力で何もできないということ。すばらしい人との出会いと運があってできたことばかりだ。

悪いこともたくさんあった。でもいいことの方がずっと多かったと思う。すくなくともこの10年くらいは、すばらしく充実した日々だった。

来年の2月に私は40歳になる。次の10年はどうなるのだろう。
どういうことをしたいのか、自分でもっと明確にしたいが、いまだにわかっていない。今はひとから与えられた刺激に対して、どんどん首を突っ込んでいくことにしている。もっと腰を落ち着けて一つのことに集中した方がいいかもしれない。でも、それはどうも私の性分ではないようだ。

仕事の関わり方をもう一度見直して、さらに新しい展開を模索したい。今の仕事で満足すれば、これほど退屈なことはないから。