池田清彦 "やぶにらみ科学論"(ISBN:4480061401)

この人の本は半分以上持っているかも。養老先生と共通した点が多く、同じ事を言っているような箇所も多く感じられた。この本がいろいろな雑誌に書かれたコラムをまとめたものなので、全体で一つのことをいっているわけではなく、バラバラである。よって、深い掘り下げもないのでがっかりすることも多いのだけれども、寝る前に軽く読むには最適だろう。
個人的には養老先生よりも過激で好きだ。どちらの本にも書かれている「地球温暖化」に関する意見が、おふたりの立場を明確に語っていると思う。
「禁煙権」や「生物多様性」に対する考え方も全く同意したい。