The Lord of the Rings - The two towers Appendix

いわゆる特典ディスク。細かい点についての解説がある。私はこういう解説が大好き。むしろ本文より解説の方が好きなくらいだ(ぐへ)。どういう意図でこのシーンを取ったのか、原作ではこうなっているが、映画ではこうした、その理由はこうだ。など映画監督や脚本家というものがどういうことに気をつけて作っているのかということがよくわかる。
美術スタッフの苦労は並大抵ではない。鎖帷子をつくるために指紋がなくなった人がいるくらいである。見えないところで多くの人の努力が使われていることを改めて感じる。まさに総合芸術だ。見る方も漫然と見るのではなく、細かい部分までゆっくりと味わなければ。
ところで、監督がいうには「第2次世界大戦」のような自由を求めた戦いのようなものにインスパイアされているという。たしかに城壁が崩されるところで「特攻隊」がでてくるし、サルマンはヒトラーの演説をモチーフにしているという。そういう観点で見れば、また違った目でこの作品を楽しむことができる。