ほのぼの

とした天気。1ヶ月くらい先に進んだような穏やかな日差しをいっぱいに浴びる。白鳥が北に帰り、ふきのとうの芽が顔をのぞかせ始めた。
しかし、心は興奮状態で、待ち受けている大イベントにひどく緊張している。研究室の人たちはもう何か終わったような安堵感に包まれている。自分だけが、何か違うところにいるような気がした。