山の中のおそばやさん

大きな杉の木があるということで、みにいくことに。かなりの山の中で、うちすてられたような田んぼがあったり、ずいぶんさびしいところだ。
寂しい神社に大きな杉があった。支えないと折れてしまいそうな幹のような枝が2本南側へ延びていた。そのほかの杉も枝打ちなどをしていないためか、枝がたくさん伸びて、神社の境内は昼だというのに暗い。
すぐ近くにおそば屋さんがあったので、入ることに。かなりワイルドなお店で、犬が放し飼いになっている。壊れそうな蔵があったので入ってみると、そばを打っているおじさんがいた。
「いらっしゃい。先に注文聞いておこうかな?暖かいのでいい」と聞かれたので、「はい」という。中は暖かく、岩魚が塩焼きになっているためか、とてもいいにおいがした。
しばらくすると、そばがでてきた。すごくシンプルな味。おじさんが来て、いろいろこの蔵について話していた。
蔵は普通、表側を白くするものだが、この蔵は内側が白くて、珍しい、とか、ここで9年くらいそばを打っているが、他の蔵はつぶれたりしたが、この蔵だけはすごく丈夫だったとか、土壁の厚さのせいか夏でも涼しすぎるくらいで暖房が必要だ、とか面白い話をきかせてくれた。
岩魚の塩焼きがおいしそうだった。生きた岩魚をそのまま焼くため、まるごと食べられるそうだ。
帰りに、近くの温泉へ。大学の周りには温泉が多い。入りきれないくらい。少しずつ入っていこうと思う。