柴田淳「ため息」

ひさしぶりに聞く。この人の歌の世界は悪く言えば?「未練たらしい」歌。大塚愛みたいな直球「らぶらぶ」路線な歌はあまりなくて、離ればなれになったときの寂しさを歌う歌が多い。だから、深夜にひとりで家まで歩いて帰るときに聞くと、しみじみしてぴったり。声は確かに癒し系なんだけど、彼女の歌は昔の懐かしいいろんな喜びとか悲しみを思い出させてくれる、ほろ苦さがあるような。
「拝啓、王子様☆」を除くと、全体的に統一感があって、個人的には前作「オールトの雲」よりお気に入りかな。でも、「拝啓、王子様☆」はかわいい歌で大好き。
ちなみに、たぶんこのアルバムの歌じゃないけど、

なにかいいことないかな
「ないわよ」と、ありそな友達がいう

というフレーズがいい。
しかし、この人のジャケットをあらためて見ると、やっぱ、個人的にはかなりタイプなひとです。ふふ。

ため息

ため息