首都大学東京について

wikipediaで検索したりしていたら、この大学の問題の詳細ページにたどり着いた。かなりの時間を使って読んでしまう。
端的に言うと、この大学は専門学校のような実学を中心とした大学になるようだ。よって、文学部や経済学部は縮小されるらしい。
学長が前の大学の学長でもあり、この大学のコンセプトが前の大学のととても似通っていることに気づく。前の大学は1年時でパワーポイントを使ったプレゼンテーションの授業とかがあるらしい(編入生なのでどういう授業だったかは知らない)。
前の大学からアンケートが来たが、「社会に役立っているか」とかそんな質問が多かったように思う*1。新しい大学でもこのコンセプトが押しつけられるとすれば、文学部の先生はどんな授業をやったらいいかわからなくなるだろうな。
もし、大学が「役立つ」授業をしたいのなら*2、よりデファクトスタンダードな製品に特化した「セットアップ」や「使い方」の授業をした方がいいだろう。でも、それって本当に大学の授業なのだろうか。まるでベンダーの研修みたいだ。
個人的には、こういう授業もあってもいいとは思うが、これだけでは研究にならないように思う。それは単に現状のシステムの使い方だけを知っているだけで仕組みを知っていることにならないからである。これでは新しい仕組みを創出することはできないだろう*3
大学が研究機関ではなく、単なる教育機関ならこれでもいいと思うけれど。

*1:ちなみに、あまり役立たないと答えておいた。理由は、浅いから。っていうか、俺に聞くなよ!ってかんじ

*2:普通のSEにとってという意味では

*3:ただし、使い方を知れば、仕組みもわかりやすくなるという批判も当然あると思う