本購入

月末まで使えるamazonギフト券があったので,1万円近く本を購入した.主に最近興味を持っている第二次世界大戦もの.とくに皇族,軍閥に関するもの,国家主義者などの動向,宗教に関するものを中心に購入.
個人的には瀬戸内寂聴(晴美)の「美は乱調にあり」とその続編を買いたかったのだが,絶版とのこと.残念.これは伊藤野枝という極めてエキセントリックな女性の社会主義者の物語である.許嫁の男性から逃げて,高校教師である辻潤と駆け落ち(彼は教師の職を捨てることになる),さらには彼も捨て,本妻と他の女性社会主義者と奪い合いの末,アナーキスト大杉栄と駆け落ち.最後には関東大震災の混乱の中,憲兵に殺されてしまう.*1
不倫を堂々と行うなど,とても当時の女性の枠組みからはかけ離れた人で,非常に興味があった.古本は在庫がかなりあるようなので,見つけ次第買うことにしよう.

*1:ただ,今回は彼女を殺したとされる憲兵甘粕正彦の伝記を買ったけれど.