十戒

旧約聖書出エジプト記を映画化したもの。あのチャールトン・ヘストンがモーゼを演じている。「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見た後に見ると、なんとも皮肉な内容に思えてしまう。
友人宅にあった聖書と比較して見ていたが、エジプトの王妃とのロマンスなど聖書にはない部分を加え、より映画らしくなっている。逆に、聖書と食い違う(というよりも省略されている)部分も多い。ロードオブザリングでも脚本家が述べているように映画は小説のプロットの緻密さには勝てないという。確かにその通りで、原作と同じレベルを求めると失望させられてしまう。むしろ、違ったものとして見ることが必要なのだろう。
当時はあまり特殊効果も進んでいないため、群衆シーンはきっとそれだけのエキストラを本当に呼んだのかもしれない。すごいことだ。