ネットワークソフトウェア特論

CIDRとVLSMについて。ネットワークマスクが1種類だとサブネットの大きさにばらつきがあった場合に使用効率が落ちる。よって、サブネットマスクの大きさをサブネットごとに設定できるようにしようというもの。ようするに、ノードの数が少ないサブネットはサブネットマスクを他のサブネットマスクより大きくするなど、可変にする。よって、ルーティングテーブルにマスクの大きさを経路ごとに設定する必要がある。
このVLSM(Variable Length Subnet Mask)を拡張し、クラスAなどのクラス境界を越えてアドレスを設定できるようにすることをCIDR(Classless Inter-Domain Routing)という。さらに柔軟なサブネットマスクの設定が可能になり、サブネットの構成が緻密にすることができる。しかし、これにより、ネットワークアドレスの先頭ビットからネットマスクを割り出すことができなくなる。
なるほど。プロジェクトで出てくるルーティングテーブルの構造体IPヘッダメンバーにネットワークマスクがあるのはそのためだったのか。