NHKスペシャル

一兵卒から見た戦争というタイトル。雲南における援蒋ルート分断作戦に参加し、生き残った兵隊から見た戦いを描く。この話はインパール作戦の話にほんの少し出てきただけで、詳しくは知らなかったが、戦闘の内容はまさに「ノモンハン事件」そっくりの展開であり、ただ玉砕を待つだけという悲惨な戦いだった。
戦闘に参加していると、人の死がそれほど悲しいことでなくなり、自分も死ぬことへの恐怖がなくなってしまうというのが、実際に参加していないとわからないところだろう。兵隊は皆幽鬼のごとくの形相になったというのが心に残った。