gundam seed destiny

全部見た.全体的に言えることだが,登場人物がどうしていままでの信念を簡単に変えてしまうのかが,よくわからない.他の人の感想をよむと,わかる人もいたので,単に見方が悪いのかもしれないが.
結局最後は善悪がはっきりしてしまって,おもしろさは半減してしまった.もうすこし議長の気持ちに共感させて欲しい.でないと,ただの狂った人としか思えなくなる.
たとえば,議長はデスティニープランというのを提唱していた.なんでも人の遺伝子を見て,その人がどういうような仕事をすべきなのかを国家が判断するという.そんなことを普通は誰でも嫌であるから,そういうシステムも一理あると視聴者に思わせるようなものにしてほしかった.
ただ,そういうサービスをが本当に可能だとしたなら*1,市場による競争原理が働いていれば,事実上導入することはできるかもしれない.
たとえば,そのサービスによって選ばれた野球選手がたくさん大活躍すれば,サービスを受けていない人が野球選手になろうとは思わないだろう.同様に,生まれつき持っている性質が直接関係するような職業に関しては導入は可能である.背の高さが必要なバレーボールの選手や,ニュータイプ?能力の必要なモビルスーツのパイロットなどは最も適したシステムかもしれない.
しかし,国家元首や管理者などは何を基準にして選ぶつもりなのだろうか?わからん.

*1:遺伝子ですべてが決まるという発想そのものが怪しいけど