ラジオ深夜便

バスではイヤホンを使うとAMラジオが聞けた。ラジオでは「ラジオ深夜便」という放送をやっていて、1時間ほど聞いてしまう。始めは、岩手の胆沢の人と電話で話をしたりしていたが、そのうちに「ナイトエッセイ」というコーナーがはじまり、「童話は心のビタミン剤」というタイトルで石川文子さんという編集者さんが、お話をされていた。
石川さんは「おとなを休もう」(ISBN:896107349)という本を出版された方で、もともとは教科書の出版社に勤務されていたそうだ。新学期になって国語の教科書を渡されると、その日のうちに全て読んでしまうくらいの教科書好きだったという。私には信じられないけれど。
で、大学も国文科で教員免許も取られ、念願の出版社に入ったものの、編集には回されず、教科書の販売、しかも「商業」の教科書を販売する仕事になってしまい。それを何年も続けられた。
国語教科書もいわゆる文部科学省が主導する「ゆとり教育」の影響を受け、ボリュームが少なくなり、貧弱になったという。(国語よりも社会や理科が好きだった私が小学生ならよろこんでいただろうけれど)そこで、副読本としてこの本を出版されたらしいのだが、なぜか「おとなを休もう」というタイトルになっている。これはなぜかというのが、次の日のお話だそうだ。次の日は聞けないので何故なのか気になる。
まぁ、でも本はとりあえず見てみよう。