オウム裁判

オウム事件が起こったのもちょうど、前の大学で卒業をまっていた時だったように思う。たしか富良野だった。なにがおこったのかわからなかったが、テレビがとんでもない状況を映し出していた。
麻原は13の罪にとわれ、すべてに有罪となった。当然だろう。
しかし、教団にとってすべての失敗は坂本弁護士の扱いからだったと思う。ここで殺害をしてしまったが故に暴走が止められなくなってしまったのではないか。
つまり罪にたいしてさらにそれを隠蔽するために罪を重ねて行ってしまう。そしてそれが極限に達したのが地下鉄サリン事件ではなかったか?
麻原は事件を提案された際、「パニックになるかもしれないな」といって了承したという。これは「しかたがないな」というか「ここまでやらなければいけないのか」という気持ちが少しあったのではないかとも私には受け取れる。
とにかく、裁判がいくら続いてもおそらく死刑は変わることはないだろう。そして死刑を廃止すべきだと考える人は、麻原のような人間が死刑を免れることを是とすべきかどうかという点について考慮すべきだと思う。*1

*1:マイケル・ムーアは死刑は廃止すべきだという。なぜなら、アメリカでは誤った裁判によって無罪にも関わらず死刑になった人がいるということだ。これはこれで恐ろしいことだが