ある消防士の記録

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「晴海22歳の闘病日記」
このブログも最後はその人の「消滅点」で終了している.死に至る直前で,姉の結婚式,そして周りの人への感謝の気持ちがつづられている.死に至る経緯は余り詳しく触れられていない.
奥山さんとは逆に,彼はホスピスに入り死を受容する道を選んだようだ.そのせいか,優しい人柄があらわれた,とても美しい文章がつづられている.
だからかもしれないが,日記の初めの方に書かれた恋人との分かれのお話はとても辛い.
月命日を経たあとにアップされた最後の日記にはこう書かれていた.

僕はいつも、これが最後だろうと思って書き込んでいました。
だからきっと、僕が死んだときには、
最後の記事があれだなんて嘘みたいだって
言われるのではないかと思います(笑)。

しかし,彼自身による最後の日記は周りの人への感謝に溢れた,その直後の運命を暗示させるものだった.