あくまでも,ドラマですよ

web上の感想で
http://plaza.rakuten.co.jp/uyan88home/diary/200509170000/
さんより(真矢というのは主人公の教師の名前)

真矢が言ったことではなく、やったことから判断して、やはり真矢のやり方には賛成できません。それは単純だからです。子供は未熟で、大人の教師は壁として、立って、厳しさを知らせるべきだ。それだけでは、絶対ダメだと思う。大人はある時は壁で、ある時は優しさであってもいい。多様の方がいいと思います。それは存在がカオスだからです。24名いたら、多様でいろいろであるものだと思います。それを作れなかった真矢は失敗していると思います。あんなよい子ばかりでは、将来が心配だ.

その通り!と思うのは私だけか.
あくまでもこの主人公の教師は一つの極端な形であって,ドラマを面白くするための一つの道化のような存在だとは思う.これだけ,議論されているということは,ドラマとしては大きな成功だろう.
しかし,このようなドラマの教師が必要だという意見には嫌なものを感じる.これは神や悪魔なら可能かもしれないが,教師も人間であって,何にも間違わず人を導くことなど絶対にあり得ない.そして世界の価値観を単純化し,それに導こうとする強力なリーダー.まるでそのような人間を待望することは,危険なものを感じる.*1

*1:逆説的に言うと,運動会でも序列化を嫌い,順番をつけることをしないようにする,というような極端な平等主義にも似た嫌な感じがする