実務補習1回目

初めて5日間の実務補習に参加した。補習のテーマはある小規模企業(町のお店)の経営改善提案である。5人のメンバーごとに担当が割り振られ、それぞれについて提案のまとめを行っていった。
私は、マーケティングを担当することになり、いわゆるマーケティングのProduct, Price, Place, Promotionについて調査することになった。しかし、診断対象の業界についてどのようなサービスがあり、どのような価格戦略があり、どのような販促があるのか、といった点をわずかな期間で調査するのはとても範囲が広く厳しい。診断の業界のお店にすら行ったことがないので、何ともいえないのだが、ほかの人たちに力を借りながらなんとかまとめを行った。
もっとも難しいのは、問題点や経営課題をあげることはできても、それを改善する提案がだせないことである。また、改善提案はあまり大きな資金を必要とするものは難しい。そういう提案を思いついても、失敗することのリスクを考えると、参考にしてくださいとしかいえない。まぁ、そもそも門外漢の私が断言すること自体がおこがましいのだが。
診断で感じたことは、以下の通り。

  1. 小規模企業は一度、大規模な投資案件に失敗すると、それまで順調であっても、厳しくなる。とくに、大きな方針変更ができなくなり、打つ手が少なくなる。
  2. 権限委譲はリスクが大きい。大成功するかもしれないが、大失敗かもしれない。しかし、途中で介入してしまうと中途半端になり、結局失敗してしまうかもしれない。
  3. 抽象的な話(経営学にでてくるような概念など)はより簡潔に話をすることができるが、相手と違うことを考えていることが多い。また、話している自分自身もその概念についてわかっているような気になっていて、実際にはよくわかっていないことが多い。具体的な話の積み上げからの抽象化が基本。

おまけ、

  • ブログが販促になるという考え方に驚いた。業者が代行してブログの書き込みをするという。そんなの意味があるのだろうか?この辺はよく知らないのだが、本当に効果があるの?