Dr.コトー診療所2004

金曜日の前編と土曜日の後編を続けてみる。だいたい5時間くらいかかるが、一気に見てしまう。
さすがに通常のドラマと違い尺があるだけ、すごく丁寧に撮られている。オープニングから1時間くらいはなんの事件も起こらず、ときに伏線を交えながら、のんびりした日常が描かれる。こんなに贅沢に時間を使うことは、おそらく連続ドラマでは不可能だろう。というのも、連続ドラマは常に次回の興味を引くために1時間おきに事件を起こさなければならないからだ。
しかし、このドラマが動き始めるのは実は前半の終わり近くになってから。そして、ヒロインが言うように、「それまでの日常からはかけ離れた日々」が始まってしまう。このあたりの対比がうまく出たのは、延々と1時間近くがんばってきたおかげだろう。
もうひとつのお話は、中学受験と初恋に関するお話。ネット上では早くも「北の国から」ならぬ「南の国から」などという喩えがでている。とにかく、男の子のきれいな転校生を見る表情がすごくいい。東京からのかわいい転校生役の女の子の表情も子供のレベルを超えてます。