金賞

酒造メーカーさんとお話をしていて感じたのが、金賞という言葉。やはり小さなメーカーさんにとって、大きな宣伝材料となるのが全国の品評会における金賞のようだ。でも、そういう金賞受賞酒は気軽に飲めるものではない。だから、そんなのには別に力を入れなくてもいい、と思うのだけれど、この日本酒業界全体の不況の中、やはり頼みの綱は金賞になるようだ。
加賀ではもはや金賞には目もくれない蔵もある。つまり、そんなものに頼らなくても売れるということだろう。しかし、能登はまだまだ小さく宣伝力もない。だから、どうしても金賞だのみになってしまうのは仕方ないのかもしれない。